もうすっかり秋も深まりましたね。
先月子供達がお祭りのつかみどりで頂戴したどじょうを
柳川鍋にして食べたときの事を、メモしておこう。
[柳川鍋]
お昼に捕まえ、夕方になってもぴんぴん元気などじょう達。
元気などじょうさんたちにはお酒で眠っていただきます。
大体10分ほどで、このような状態に。
一緒に煮るごぼうはささがきにして、薄い酢水にさらし、
ざるにあけて流水でしっかり洗います。
出汁は昆布で。水から沸騰させないように30分煮だします。
娘さん、眠ったどじょうを見にやってきたついでにお手伝い。
長ネギを白いところと中の青い部分を仕分けしてくれました。
今回は小さめのどじょうなのでそのまま丸ごと煮ていきます。
(ちなみに、どじょう達を眠らせてくれた日本酒は使いませんでした。)
ごぼう、葱の中の部分(青いところ)、
調味料(酒、みりん、醤油)を加えて10分くらいやや強火で煮詰めます。
最後に葱の白いところを散らし、卵を溶き入れて
できあがり。
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程よく柔らかいどじょうの身。
甘辛く味を付け、ごぼうと一緒に炊くと、臭みも気にならずとても美味でした。
卵でとじるから、さらに出汁を柔らかい味に仕立ててくれます。
どじょうを調理するならこれがベストなのかもしれません。
炊きたてのごはんにのっけて食べても良し、
日本酒(今回は浦霞の生酒)にもぴたりと合う肴でもありました。
ついさっきまで生きていたどじょうを見ているので
子供達はちょっとためらいつつも
それぞれ一匹は食す事が出来ました。(良い勉強ができたでしょう。)
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生命力が強いどじょう。うなぎよりも滋養強壮に良いらしいです。
今回は丸ごと食べられたし、ほんとに良い事だらけなんだけど、
生きたどじょうをしめるのは、ちょっと勇気がいりました。
でも次回は大丈夫。酒で眠っていただければとても簡単です。
この顛末を母にしてみたら
そういえば、と
母が小さい頃、母のおじいちゃんが柳川鍋を作ったり、
鯉こくを調理して食べてたなあ、なんて話をしてくれて
なかなか面白い話を聞く事も出来て、
今回はいろいろと勉強になりました。